せっかくビッグデータの「基礎部分」を集めたのに・・・

データ分析で人気アニメを制作へ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20130926/507022/
という記事をみて
つい先日閉鎖になった
アニメワン(ビッグローブ経営?)を思い出しました。http://anime.biglobe.ne.jp/

アニメワンはユーザーが登録して実際に見たアニメ、見たいアニメ、感想などをまとめて取り扱うことができたサイトなのに、お金にならず当然閉鎖。
でも上記データはビッグデータの基礎データであり、適切に加工できれば、データ分析でアニメ企画に有効活用できる眠れる資源だったんだろうな、というのが最初の記事をみて思ったことです。

ただ、この手のビッグデータをすでに収集済みの会社としてはニコニコ動画がありましてですね・・・
・公式でアニメ本編を流す
・生放送(リアルタイム視聴)もあり
・コメントは「時系列」で収集済み
なので
データの加工さえすれば
「どのシーンでコメントがあつまるのか」
「コメントがないシーンでも繰り返し視聴されるのはどのようなシーンなのか」
「否定コメントが多いシーンはどんな場所なのか」
というのをニコニコ動画では簡単にあつめることができるわけですよね。
あとはTwitterとかLineで「どのようなアニメがユーザーサイドで自発的に広報されるのか」なんかも収集すれば相当価値のあるデータになるのではないでしょうかね。

悪い手法としては
「どんなアカウント(ニコニコID、TwitterID,LineID、FacebookID、まとめブログ)からユーザーの流入が多いか」を把握すれば、
「どこにステマするのが一番効率がいいのか」も自明でしょうね。

そのうちニコニコ動画上でかってにビッグデータ分析して報告する動画、あらわれませんかねえ。
アイマスとボカロはランキングや分析が一部ありますけど、ヒット作を作るためのDBとしてはまだまだ不十分かなと。)
例:http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%B3%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%B1%80
(ニコニコ統計局 というタグなどが参考になるかと)

お金と時間と技術があれば
・一定の動画のコメントを全収集
・時系列にグラフ化
・コメント内容の分析(プラス評価基準、好悪基準など)
・再生数とコメント数とAmazonランキング(予約数)と実売数の相関関係分析
を調べてみたいとこですけどね。
うまくいけばニコニコ動画での第1話でのコメントの内容分析で、DVD3000枚コースとか1000枚コースアニメが予測できる気がするのですよ。
1クールアニメの場合、1話放送時の時点で予定より上か下か判断できれば「広告を増やすべきかどうか」営業サイドが判断しやすくなるでしょう。