ニワンゴは資金豊富なスポンサーをバックにつけたらしい。

つい最近SP1にバージョンアップを果たしたニコニコ動画ですが、
ニワンゴの資金的に、今回の対応が簡単だったとは思えないのですよ。

ソフトのバージョンアップは社内の人的リソースで回避できるとして、
・H264への対応
・さりげなく上限ビットレートの向上
はサーバーの処理負荷、回線負荷を考えると、かなりの先行投資が必要なのではないかと。

たしかにStage6が終わったので、より高画質なものを提供できた方が、競争力はあがるのですが、
ただ、それだけのために、このような投資ができるのでしょうか?

答えは簡単でした。
このメリットを享受するには「利用者」も金銭的負担が必要になるからです。
H264の投稿ができるのはプレミアム会員のみ。この時点でよりよい画質を投稿するひとはプレミアム会員となるでしょう、
また、著作権的にヤバイものをアップロードする人がH264でアップロードするためにわざわざ有料会員になる可能性は
リスクを考えると低いと思われるので、保有コンテンツの合法化にも有利に働くかもしれません。

また、一度でもH264の高画質を見たことがあるひとならわかることですが
高画質、高解像度の映像を堪能するには
「ハイスペックなPC」が必須となりました。
標準解像度(512×384)ならともかく
ハイビジョンクラスの解像度を再生しようとすると、CPUもグラフィックカードもロースペックは無理となりました。

そうですね、VISTAのAEROが「快適に利用できる」スペックのPCが必須なのです。
つまり・・・今回のバージョンアップに「資金援助」をした会社は
「マ●クロソフト」「イ●テル」ということに・・・

ニコニコ動画を楽しむために、ハイスペックのPCが必要にさせ、
結果としてPCの買い換えを促進させるという、
何という遠大な計画なことか。

ちなみに、あきらかに「罠」とわかっていても、
この頃新しいPCの購入を真剣に考えています・・・