劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜 (2回目)

1000円で見れることと、とあることを 確認したかったために、再度視聴しにいきました。
結果、記憶違いではなく、私の直感が正しいことがわかり、かなり憂鬱です。

今回の劇場版のクオリティは、劇場版にあらず、せいぜいOVAレベルという印象でした。
いや、極論すると「TVスペシャル程度」の出来です。

作詞、作曲、歌手は好み。
3D作画は、慣れているし、むしろこのほうが合うでしょう。
2Dは、これ以上は解像度的に無理でしょうし、破綻もそんなにありませんでした。
ストーリーは巧く2時間にまとめてあるとおもいますし、なによりも後半でまとめきれるかどうかで評価したいので保留。

されど。
許されないのが。
「音響(ダビング)のやっつけ感」
これが マクロスですか、
心に響く歌ですか。
種族を超えて伝えることができる歌ですか、と言いたい。

環境音、SE、などはわりとできていますし、
C級アイドルとして出発しているランカの表現としては安っぽい音は雰囲気に合っていました、が・・・
銀河の歌姫であるはずのシェリルの音響スタッフが「あの程度しか音の作りこみしかできない」とは・・・

映像的には未来を意図して絵コンテレベルから気合を入れているだろうに、
肝心の「音」が80年代以前の低レベルさ。
せっかくのドルビーデジタルも意味があるのかどうか・・・

現在の洋画系でよくあるドルビー5.1サラウンドになれた耳では、まったく納得できない出来上がりでした。

もう劇場で見ることはないでしょう。
BDではまともな音をつくってくることを期待して、います、
もし、今回の劇場版そのままの音源なら、買う価値は・・・はたしてあるのかどうか疑問です。
せいぜい3980円の出来でしょうかね。

追伸。
今までステレオスピーカーでしか映画を見たことがない人には上の意味が伝わらないとおもいます。
是非、ホームシアターの整った環境での「完璧な音」を一度体感してほしいものです。