電子書籍を「地道」に売るためのローリスク手法の考察。

  • 1市場

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1506/29/news069.html
現時点でおそらく1300億円以上の規模
http://www.garbagenews.net/archives/2172669.html
端末は圧倒的にタブレットに移行、以前のケータイで読むマンガは無視しても構わない状況
日本での電子書籍の販売数の上限はタブレット端末(スマートフォン)、専用端末の普及に依存?
→そもそも一定以上の収入がない人は購入行動を起こさないと考え、タブレット端末の維持にコストを十分かけられる層をターゲットと仮定

  • 2希望販売数、および必要宣伝数の算出

印税10%、 半年に1冊、年2冊コミック化、で印税収入400万、コミック単価500円と仮定すると
400万÷2÷(500×10%)=4万冊 つまり半年にで4万冊売る必要があると考える。

作者のファンが4万人いると仮定して、そのうちの何割が購入するかを考えると宣伝規模が確定できる。

パターン1 
熱心なファンがついている場合、5万人のファンに告知して8割が購入で4万冊
パターン2
母数の2割が購入する場合は 20万人への告知が必用
パターン3
無差別広告の場合、広告を見た人の1%が購入するパターンが多いとのことから、400万人への宣伝が必要

最短ルートとしては、パターン1を目標にパターン2程度の告知活動が必要であると判断できる。

  • 3囲い込み戦略として必要な手法

作家のことを好意的に考えている母集団を維持、増加するために「本業以外」でできること
目的は「作家の知名度、および好感度の上昇」とする
・作者からの情報発信【ツイッター、BLOG等】
 できれば毎日、なくても週1以上の頻度での発信が望ましい。
 内容は作者自身を知ってもらうことであり、相手に与える印象がプラスになるものなら何でもよい。
・情報の蓄積
 まとめサイト、Togettherなどにより、単発の情報の蓄積により、情報の密度向上を図る。
 作者本人が「あまり動かなくても」まわるようになるのが理想
・情報の拡散
 集積した情報の別メディアなどへの発散、展開。母数の増加のためには固定メディア以外への露出を年頭に。
 中規模メディアへの露出も考慮
 ブロガーへの本の宣伝依頼も含まれる
・コミュニティへの還元
 熱心なファンへの還元を定期的に行うことで、ファン層の維持を図る。
 もちろん面白い新刊を作ることが最大の還元ではあるが、それ以外にもないかを考え、行動する

上記事項は 真面目な広告会社、編集者がいたら、大体がおまかせできるんですけどね。