LINE電話の本当の目的って?

結論からいえば、現在携帯電話ユーザーが必ず持っている「電話番号」にかわって
「LINEID」をネットワーク上の固有IDとして普及させること、ではないでしょうか。

LINEIDがあれば、電話だろうが、オンラインショッピングだろうが、なんでもできる。
LINEIDがユーザーにとって一番便利な「ID」であるという認識が広まれば、それは可能でしょう。

そして、個人が確定できるLINEIDを管理しているLINEは、どんなことができるかといえば・・・
・ユーザーへの属性を考慮したダイレクト広告
・ビックデータ解析(誰に電話したか、どんなものを買ったか、どんなものに興味があるのか、どんなサイトを利用しているか等)
・個人情報「特定作業」(利用者に直接質問することなく、利用者の属性を推測)

まあいろいろありますよね。
今まではT-POINTやLoppiNANACOなどのポイントシステムがそれを目指していましたが、あくまでも「実世界」が中心。
LINEは主にネット上でしか意味を持ちませんでしたが、「電話ができる」ことでより「実世界」でも具体的意味を持つIDになりました。
携帯電話会社はいままで固有電話番号を唯一管理する権利がありましたが、MNPを機会に重要度が下がりました。

ま、上の妄想はあくまでも妄想ですので勘違いかもしれません。
ただ、もしもLINEが「インターネット事業」に手をだしたり、高齢者など「固定電話」ユーザーに対してもアクションを起こすようになると妄想じゃすまなくなるかも、ですね。

2014.3.6追記
「LINE MALL」完全無料化、iPhoneにも対応 - ケータイ Watch
本当にLINEがリアルを侵食する気配。
LINE MALL ではコインが通貨になるのかなっと。
BitCoinなんかよりよっぽど信頼できる「仮想通貨」になりますね。

おまけ

アンドロイドのLINEは以下の情報を自由に取り扱ってます。

現在地
おおよその位置情報(ネットワーク基地局
正確な位置情報(GPS とネットワーク基地局
送受信したメッセージ
テキスト メッセージ(SMS)の受信
ネットワーク通信
ネットワークへのフルアクセス
ネットワーク接続の表示
Wi-Fi 接続の表示
インターネットからデータを受信する
ネットワーク接続の変更
Wi-Fi からの接続と切断
電話/通話
端末のステータスと ID の読み取り
電話番号発信
ストレージ
USB ストレージのコンテンツの変更または削除
システム ツール
保護されたストレージへのアクセスのテスト
sticky ブロードキャストの配信
システム設定の変更
位置情報提供者の追加コマンド アクセス
ショートカットのインストール
アプリ情報
起動時の実行
他のアプリの終了
実行中のアプリの取得
Bluetooth
Bluetoothバイスのペアの設定
カメラ
画像と動画の撮影
マイク
録音
ロック画面
画面ロックの無効化
ソーシャル情報
連絡先の読み取り
通話履歴の読み取り
アカウント
この端末上のアカウントの検索
電池への影響
バイブレーションの制御
端末のスリープの無効化
音声設定
音声設定の変更

だからやろうと思えば
「携帯電話番号0×、LINEID▽■の人が、東京駅で15:00にだれだれに電話した」とか
「23:00にとあるサイトを閲覧して、アレなものを買っていた」とか
「どんなひとかカメラでこっそり撮影」とか
「周囲にどんなBlueTooth機器がある」とか
「多分、同じ位置にいるからこのユーザーとあのユーザーは関連がある」だとか
いろいろやっている「可能性がある」んですよね。
どんなことやっているかはプログラムを解析してはいないから、あくまでも妄想です。

おまけ2

当然LINE以上のことをやっているのがGoogleです。
なにせアンドロイド端末はGoogleの開発したOS
何でもありです。
ちなみにGoogleが独占している固有IDはGoogleアカウントです。
Googleには個人情報を「たくさん」提供してるのだから、Googleサービスが「無料」なのはある意味当然ですね。