以下の記事は個人の「印象」だけでまとめているものであり、
実際の歴史的事実などを反映してはいないことをお断りしておきます。
多分昔からいわゆるMADビデオ(MADムービー)を楽しんでいる人(ここでいうMADビデオの定義については以下を参照願います)だと
なんとなく感覚で理解されるとおもうのですが、
アイドルマスターMADと 一般MADはそもそもの基盤が違うのではないか、というきがしてなりません。
一般MADの場合、評価基準として
- この映像にこの音声とはやるな・・・
- BGMにあわせたイメージビデオ
- ストーリーの評価
- 元映像のダイジェスト、アレンジ、再編集版
などがあります。
一方アイドルマスターMADの場合は
- どの曲を選ぶか
- どの演出を選ぶか
- リミックス?
一見似ているような評価基準ですが
見るものにとっての前提条件がまったく変わるため、ニコニコ動画での評価の反映速度が違いすぎるものと思われます。
具体的には
一般MADは元ネタがわからないとおもしろくないが、
アイマスMADはアイマス「さえ」しっていれば、ある程度は楽しめることが保証されている。ことになります。
一般MADが急速に広まらない要因の一つに「前提条件であるオタク知識(この場合は共通のアニメ体験)」が必須というものがあり、
そのため、近年、良作が生まれる確率が下がってきている印象があります。
80年代、90年代ですと、共通のアニメ体験として、セーラームーン、ジャイアントロボ、等々名作がありましたので、
その時期が一番の繁栄状態であったと、個人的におもっていたりなんかします。
また、その傍証として、ニコニコ組曲などが普及している要因の一つとして、
元ネタも視聴者がニコニコ動画内で共通のアニメ体験ができることがあげられるでしょう。
それほどまでに一般MADは広まるまでに敷居が高いものなのです。
その点アイマスMADに関して言えば、
もとは「たった一つのゲーム」から発生しているので、その敷居が若干下がり、
なおかつ「古い素材」ではないため、後から参加することが、制作者、視聴者、ともに簡単であることが利点といえるでしょう。
アイマスMADの進化はニコニコ動画内で急速すぎるくらいです。
おそらく、この歴史をまとめることで、一般MADの行きつく先が予言できるような気がしてなりません。
その先にあるのは、素材の使い果たしによる進化の袋小路なのか。
二次創作からさらに素材を作り上げ、オリジナルまでの進化になるのか。
わたしにできることは、ただ、毎日ニコニコ動画を見続けることだけになるでしょうか。
ひとことめも