B-CASカードのソフトウエア版がちまたでは評判らしいのですが?

BlackCASのソフトウエア版と、一部の赤青CASから擬似BlackCASが作れてしまうことと、どっちが「実害」が大きいのかを考察してみる。

{ソフトウエア版}

・そもそもSoftcasが対応しているハードウェアは非常に少ない。現時点ではPT3、PX-W3U3,PX-W3PE,PX-BUCD、PX-S3U2 程度
(BSデジタルに対応していてBonCasDriver系で動作している機器に限定されるので)
地上デジタルはSoftcasの登場する前後で価値に変化はない)
・上記販売台数って多くて10万台規模の商品
(たしかPT2が合計10万枚つくった程度)
・いまから飛びついて導入する人が正しく設定できるかどうか難しいことが「保証」されているハード+ソフトの組み合わせ。

{擬似BlackCAS}

・対応している製品は市場に出ているコンシュマー製品全て
・市場規模が数千万台のHDDレコーダー、TVが対象
・いまHDDレコーダーに入っているB-CASカードを入れ替えて、チャンネル再検索するだけの簡単なセットアップ
・必要なのはBSアンテナを立てる程度
・ただし、ダビング10コピーワンスについては以前と変わらない状況

結論

正確な判断するのは、5月以降で、WOWOW,CSの無料体験視聴者数の減少、
及び、退会数の増加をみてから、ですかね?

ソフトウェア版による実害

実害視聴者数=<対応しているハードウエア販売台数でしょうし、
実際の数値として、3万人超えるのかどうかすら怪しいのでは?
もしも実害が確認できるほどユーザーが増加傾向なら、今頃PL○X社は増産体制に入っていることでしょうし。

擬似BlackCASによる実害

露天やオークションで流通する可能性を考えると一昔前のR4?のようなことになりそうな気がします。
WOWOWは2011年度で新規加入者数は+4万程度、累計250万ユーザーの状態
スカパーは加入者数は頭打ち状態で累計ユーザーは370万程度
http://www.sptvjsat.com/channel_churn?id=12
この数字が1割変動するとなると・・・

最大の懸念

「無料でも見たい番組がないんだな」と利用者に「知られてしまう」ことではないでしょうか?
エンターテイメントコンテンツが豊富な時代、
「面白くない」と評判が立つことが最大のデメリットであることに気づいている人はどれくらい存在するのでしょうね。
いままでは加入者しか内容を知らなかったのだから、
「お金をかけている以上、価値あるコンテンツに違いない」という心理が働いていて、評判が悪化することはなかったでしょうが、
無料で視聴している人にとってみてはそんな心理は働かず、
ソーシャルネットワークで瞬時に「○×チャンネルは・・・」とかの評判が広まることでしょう。